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好奇心3種類

若干前のブログと重複するところが
あるかもしれませんが、ここでは
好奇心には3つの種類があるという事を
お伝えしたいと思います!
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拡散的好奇心
    (知りたい欲求)

人間は生まれて間もない頃から知らない事を
理解したいという強い欲求があります。
親なら誰でも知っている事ですが、子供は
危険かどうかは関係なく口の中に物を入れたり
触ってはいけないものにも手を触れたり、
ドアが開いていれば外へ駆け出して好奇心を
満たそうとします。
また、「ダー」「アー」「ウー」と喃語を喋ったり
ある物を指をさすことで、親に自分の好奇心の
対象を知らせて能動的に学ぼうとします。
この好奇心は大人でも変わらず、映画やドラマ、
SNS、小説、漫画、ゲーム、ゴシップ、ニュース等
次々に作り出される新しい刺激を求めて行動します。
この様に人間が目新しいものに惹きつけられる事を
心理学的に拡散的好奇心と言い、
新しい知識や経験を求めたり、
新しい人間関係ができるきっかけとなります。
そのため、拡散的好奇心知的好奇心共感的好奇心
基礎となっています。
ただ拡散的好奇心を発展させるためには学ぼうとする
努力によって好奇心に方向性を持たせる事が必要です。
それがなければ興味の対象がコロコロ替える飽き性に
なって、何の洞察も得られないまま時間と労力、
お金の無駄遣いになってしまいます。

知的好奇心
    (知識と理解を求める意欲)

拡散的好奇心を努力によって意識的に方向付けた結果
知識と理解を求める意欲が湧き上がってきたなら
それが知的好奇心です。
知的好奇心によって創造力、独創性、問題解決等の
才能が高まりイノベーションが生まれるきっかけを作り
自分に継続的な満足感や喜びが得られる様になります。
今あなたの身の回りを見渡してみてください。
それら人間の社会にあるものは全てある人の知的好奇心
によって生み出されたモノです。
あなたの好奇心が拡散的好奇心から知的好奇心へ
替わったのなら、浪費するだけの消費者から
何かを生み出す生産者に替わった事になります。
知的好奇心は印刷機の発明によって知識の共有が
盛んになった事で世界的に知的好奇心が高まる
きっかけとなり今ではネットでいつでも手軽に知識を
得られるようになりました。
でも現代ではネットで手軽に知識が得られることが
逆に好奇心が育たない土壌を生み出している要因と
言われているので、子育てや教育ではネットの扱いに
気をつけないといけません。

共感的好奇心
   (他人の考えや感情が知りたい)

他人への興味や関心は比較的に男性よりも女性の強く
女性は噂話や他人を詮索する事が好きで、
有名人のゴシップネタやドラマ等により
好奇心を満たそうとします。
でも噂話や詮索するといった他人の人生を
表面的しか見ないのは拡散的好奇心であり、
共感的好奇心とは違います。
分かりやすく説明すると相手が
「どんな趣味嗜好をしているのか」
「どんな仕事か」「好きなモノは何か」を
知りたいといった事は拡散的好奇心です。
それに対して、その人は
「なぜ好きなのか」「なぜこの仕事を選んだのか」
「なぜこのような言動をするのか」といった、
その人がこのような結論に至った理由を考えて
理解するといった事が共感的好奇心です。
そのため、拡散的好奇心を共感的好奇心にする時も
忍耐強く他人と向き合って、
相手の立場を考えたり
相手の気持ちに寄り添うといった
忍耐強い努力が必要です。

知的好奇心共感的好奇心の影響を受ける

親は子供に対して何をどうして欲しいのか考えたり
理解しようと共感的好奇心を発揮しますが、
親の共感的好奇心の強さは
子供の知的好奇心に影響します。
赤ちゃんは喃語を喋ったり、親の顔を見つめながら
何かを指をさすことで、「あれは何か教えて欲しい」と
親に訴えかけています。
親が赤ちゃんの求めているモノに気づいて
答えるなどしてフィードバックを返すと
赤ちゃんの好奇心は育っていきます。
しかし、親が赤ちゃんの訴えを無視してしまうと、
好奇心は育つことなくしぼんでしまい、学ぶ機会を
無くしてしまいます。
この様な場面は、家庭や学校、職場等
子供から大人まで人生の至る所で起きており、
相手の知的好奇心が育つかどうかは
指導者の共感的好奇心にかかっています。
そのため、自分の知的好奇心を育てたい時は、
良い指導者のもとで学んだり良い本で学ぶ
事が大事ですし、集団よりも個人レッスンで
頻繁にフィードバックが得られる事が
大事です。そして、良い指導者とは
知的好奇心と共感的好奇心の
両方のバランスが取れている人だと言えます。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした(^^)